高宇連はひじょうに広い範囲の分野をカバーする団体です。2000年に「高エネルギー宇宙物理学の現状と将来」というタイトルで研究会をひらいてから、はや4年が経過しました。この間に、X・ガンマ線、宇宙線、ニュートリノ、地上実験など、さまざまな分野で優れた成果が得られています。その成果を持ちより議論することによって、それぞれの分野の発展や分野をつなぐ新たな研究の創造ができれば良いと考えております。
記
レビュー講演:
大橋正健氏(宇宙線研)、久保野茂氏(東大)、須藤靖氏(東大)、竹内康雄氏(宇宙線研)、玉川徹氏(理研)、星野真弘氏(東大)、牧島一夫氏(東大)、吉田滋氏(千葉大)(五十音順)
10月1日(金) 13:00-17:30+総会+懇親会
13:00-13:05 | Opening Remark | 満田和久 運営委員長 |
13:05-13:55 | ブラックホール観測の現状 | 牧島一夫(東大) |
13:55-14:45 | 太陽ニュートリノ観測の現状と将来 | 竹内康雄(宇宙線研) |
14:45-15:35 | 重力波観測の今後の展開 | 大橋正健(宇宙線研) |
15:35-15:50 | 休憩 | |
15:50-16:40 | 宇宙のダークエネルギー | 須藤 靖(東大) |
16:40-17:30 | 宇宙元素合成に関する実験的アプローチ | 久保野茂(東大CNS) |
17:30-17:35 | 休憩 | |
17:35-18:30 | 高宇連総会 | |
18:30- | 懇親会 |
10月2日(土) 9:30-18:05
09:30-10:20 | 宇宙における粒子加速 | 星野真弘(東大) |
10:20-10:40 | 多波長解析から探る、活動銀河ジェット・ホットスポット・ローブの統一描像 | 片岡 淳(東工大) |
10:40-11:00 | 球状星団で見えてきた粒子加速現象 | 岡田 祐(東大) |
11:00-11:10 | 休憩 | |
11:10-11:30 | X線天文衛星Chandraで探る宇宙線加速現場 | 馬場 彩(理研) |
11:30-11:50 | Chandra衛星によるHII領域RCW89とパルサージェットの相互作用の観測 | 谷津陽一(東工大) |
11:50-12:40 | 高エネルギーニュートリノ天文学 | 吉田 滋(千葉大) |
12:40-13:40 | 昼食 | |
13:40-14:40 | ポスターセッション | |
14:40-15:30 | HETE-2時代のガンマ線バーストの研究 --ついに正体を見せたガンマ線バースト-- | 玉川 徹(理研) |
15:30-15:50 | ガンマ線バースト発生率から探る宇宙再電離と金属汚染 | 米徳大輔(金沢大) |
15:50-16:10 | ガンマ線バーストにおける加速粒子の冷却 | 浅野勝晃(国立天文台) |
16:10-16:20 | 休憩 | |
16:20-16:40 | 広大1.5m光学望遠鏡を用いた多波長連携観測計画 | 川端弘治(広島大) |
16:40-17:00 | CdTeピクセル検出器とそれを用いた次世代硬X線/ガンマ線観測器 | 中澤知洋(宇宙研) |
17:00-17:20 | 学生主導の小型衛星開発 --東工大cute開発の現状-- | 古徳純一(東工大) |
17:20-17:40 | X線吸収線を用いた銀河団周辺の銀河間高温物質(WHIM)の観測 | 竹井洋(宇宙研) |
17:40-18:00 | TES型マイクロカロリメータを用いた核融合プラズマ装置の軟X線観測 | 石崎欣尚(都立大) |
18:00-18:05 | Closing Remark | 大橋隆哉(都立大) |
P1: あすか衛星による超新星残骸G344.7-0.1の観測 (山内茂雄:岩手大)
P2: Optical Image of the Jet-Powered SNR W-50 (小谷太郎:東工大)
P3: X線連星パルサーからの鉄輝線の起源 (幸村孝由:工学院大)
P4: 相対論的MHD (Force-Free近似)によるパルサーダイナミックス (浅野栄治:千葉大)
P5: ブラックホール候補星GRS1915+105の低温ガスによる散乱モデルによる解釈 (大川洋平:立教大)
P6: 銀河中心領域のX線天体の調査による銀河進化の研究 (平家和憲:愛媛大)
P7: X線による大光度赤外線銀河の研究 (穴吹直久:宇宙研)
P8: Groth-Strip Field X線源の光学赤外特性 (宮地崇光:CMU)
P9: HETE-2衛星によるGRB020813の観測 (佐藤理江:東工大)
P10: 東工大、岡山、および明野観測所における GRB残光観測システムの構築 (佐藤理江:東工大)
P11: HETE-2衛星による軟ガンマ線リピータの観測 (前當未来:青学大)
P12: HETE-2衛星が捉えたガンマ線バーストのX線アクティビティ (中川友進:青学大)
P13: HETE-2衛星搭載広視野X線モニター(WXM)応答関数の機上較正 (山崎 徹:青学大)
P14: TES型マイクロカロリメータを用いた核融合プラズマ装置の軟X線観測 (篠崎慶亮:都立大)
P15: 全天X線監視装置(MAXI)の地上データ処理システムの開発 (小浜光洋:理研)
P16: 高エネルギー天体からの偏光X線検出器 PoGOの開発 (有元誠:東工大)
P17: アバランシェフォトダイオードを用いた撮像検出器の開発 (斉藤孝男:東工大)