研究会の目的
ASTRO-Hの打ち上げがいよいよ来年度に迫り、またそれに続く大小様々な
将来計画の議論も進んでおり、飛翔体を用いた高エネルギー宇宙物理学の
研究が大きく進展しようとしています。一方、他の波長あるいは非光子の
宇宙観測分野でも、それぞれ魅力的な将来計画の実現、あるいは既存の
観測装置を用いたデータの蓄積を通し、宇宙物理学の課題に切り込もうと
しています。このような時代に優れた成果を出すには、多波長連携および、
光子/非光子の枠に囚われないマルチメッセンジャー的アプローチが有効で
あることは論をまたないでしょう。
そこで今回の高宇連研究会では、「今後10年の宇宙観測」と題し、飛翔体に
よるX線ガンマ線観測も含めた各分野で、今何が課題となっており、
それに対しどういう取り組みがなされているか/考えられているのかを
取り上げていただき、今後協力して研究を進めていく足がかりとしたいと
思います。合わせて高宇連の博士論文発表会も行いますので、皆さま
ふるってご参加ください。
本研究会は高エネルギー宇宙物理連絡会(高宇連)が主催し、広島大学極限宇宙研究拠点の協賛を受けて行われます。
若手による研究の奨励のため、今回から博士論文発表会での優れた講演(発表および質疑応答)に対し、高宇連賞として表彰することにしました。
議論が盛り上がるよう、参加される皆さまのご協力をお願いします。
招待講演者
飛翔体によるX線ガンマ線観測に加え、隣接分野の現状・課題および将来計画 について概観・議論するため、以下の方々に招待講演をしていただきます。(50音順)日程・会場
日程:2015年3月9日(月)-11日(水)SOC
玉川徹(理研:代表)、米徳大輔(金沢大学)、寺島雄一(愛媛大学)、水野恒史(広島大学)、粟木久光(愛媛大学)LOC
水野恒史(広島大学:代表)、高橋弘充(広島大学)、田中康之(広島大学)、北口貴雄(広島大学)研究会問い合わせ先
heapa-ws2014_AT_ml.hiroshima-u.ac.jp ("_AT_"を@に置き換えてください)