第11回高宇連研究会「多波長で探る高エネルギー現象」のお知らせ 3月末に予定されていて、震災の影響を受けて延期となっていました上記の研究会を、日程を改めて 2011年8月9日(火)〜11日(木) または 2011年8月9日(火)〜10日(水) に開催する予定です(会場は早稲田大学)。 当初の講演予定者で、新たな日程では出席できない方も多くいらっしゃいますので、 改めて講演を募集します。講演数によって、8/9-11の三日間または8/9-10の二日間開催を 決定したいと思います。開催趣旨と現在の講演予定者リストをメールの末尾につけます。 発表を希望される方は、以下の申し込みフォームを、2011年5月27日(金)までに、 kouurensympo2010 AT c-soda.isas.jaxa.jp宛にお送りください。 (当初、ポスター発表を申し込まれていた方も、恐れ入りますが再度申し込みをお願いします。) 多くの方々の参加・発表をお待ちしています。 SOC: 海老沢 研(宇宙研;代表)、片岡 淳(早稲田大)、上田 佳宏(京都大)、深沢 泰司(広島大) 山内 茂雄 (奈良女子大学)、藤本 龍一 (金沢大学) LOC: 片岡 淳(早稲田大;代表)、 中森 健之(早稲田大)、田村 隆幸(宇宙研) 研究会問い合わせ先:kouurensympo2010 AT c-soda.isas.jaxa.jp ----------------------------------------------------------------------------- 高宇連研究会 講演申込みフォーム 氏名: 所属: email: 講演題目: 発表方法希望: 一般講演 ポスター 博士論文発表 (ひとつだけ残して下さい) 希望セッション: 1 2 3 4 5 6 7 8 (ひとつだけ残して下さい) 簡単なアブストラクト: 旅費希望:あり なし (ひとつだけ残して下さい) ----------------------------------------------------------------------------- --------- 開催趣旨: 21世紀最初の10年が早くも過ぎ、多くの高エネルギー天文衛星が大量の観測データを生みだしつつある現在、 それらの高エネルギー天体の正体を解明していくためには、電波からガンマ線に至る多波長のアプローチが 不可欠であることは疑いがありません。しかし、一人の研究者にとって、多波長に渡る複雑な観測装置を使いこなすことは 容易ではありません。観測データの量と質が飛躍的に向上した今こそ、宇宙における高エネルギー現象の謎を解くために、 波長横断的な観測家間のコミュニケーションと理論的考察がますます重要になってきていると思われます。 そこで、今回の高宇連研究会では「多波長で探る高エネルギー現象」をテーマとし、宇宙における各階層において、 多波長によるアプローチで今まで何が明らかになってきたかを振り返り、今後、高エネルギーからのアプローチで 何を明らかにできるかを探っていきます。恒星から宇宙論まで、8つの階層を選び、それぞれについて 多波長にわたる観測や理論の専門家に基調講演を行って頂くとともに、一般講演とポスター発表を行います。 --------- 予定講演、講演者: セッション1「多波長で探る恒星の高エネルギー現象」 基調講演 講演者未定 博士論文発表「X-ray study of colliding wind binaries」菅原泰晴(中央大) 一般講演「Radio Flare from Young Stellar Objects」梅本智文(国立天文台) セッション2「多波長で探る高密度天体の高エネルギー現象」 基調講演 講演者未定 博士論文発表 X線衛星「すざく」によるブラックホール連星 Cyg X-1のハード状態の研究 山田真也(東大) 一般講演「多波長光度曲線で探るパルサー磁気圏構造」木坂 将大(広島大) 一般講演「ブラックホール降着流におけるスペクトル状態遷移の磁気流体数値実験」松元亮治(千葉大) 博士論文発表「極めて明るいIa型超新星SN 2009dcの観測的研究」山中雅之(広島大学) 博士論文発表「Detailed Modeling and Observational Verification of X-ray Reprocessing in Astrophysical Objects」小高 裕和(宇宙研) セッション3「多波長で探る超新星残骸の高エネルギー現象」 基調講演 大平 豊(KEK) 一般講演「「あかり」全天サーベイマップを用いた超新星残骸の高温プラズマ中のダストの観測」石原大助(名古屋大) セッション4「多波長で探る銀河中心、銀河面の高エネルギー現象」 基調講演 岡 朋治(慶応大) 博士論文発表 「すざく」を用いた白色矮星と銀河系X線背景放射の起源の研究 湯浅 孝行(東大) 博士論文発表「銀河中心領域の巨大分子雲からのX線放射」信川正順(京大) セッション5「多波長で探る銀河団の高エネルギー現象」 基調講演 北山 哲(東邦大) セッション6「多波長で探る活動的銀河中心核の高エネルギー現象」 基調講演 浅田 圭一 (ASIAA) 一般講演「他波長観測時代におけるALMAの役割」齋藤正雄(国立天文台ALMA推進室) 一般講演「Broad Absorption Line quasarsの構造決定に電波からアプローチ」林 隆之(東京大学/国立天文台 水沢VLBI観測所) 一般講演「M87における相対論的ジェットの真の噴出口はどこか?」秦和弘(総研大/国立天文台水沢VLBI観測所) 一般講演「電波銀河3C84のγ線活動期におけるVLBI観測」永井 洋(宇宙研) セッション7「暗黒物質、未同定天体探査」 基調講演 「暗黒物質は未知の素粒子か?」久野 純治 (名古屋大学) 一般講演「「すざく」衛星による高銀緯フェルミ未同定天体の系統探査」高橋 洋輔(早稲田大) 一般講演「NASU1.4GHz Wide-field Surveyにおける電波トランジェント検出」松村 寛夫 (早稲田大) セッション8「多波長で探るガンマ線バースト」 基調講演 山崎 了 (青山学院大) 一般講演「GRB prompt emission の放射機構」寺木 悠人 (大阪大学) 一般講演「最遠方GRB検出のための赤外線望遠鏡とサブMeVガンマ線イメージングによる衛星探査の可能性」谷森 達(京大) 一般講演「超高エネルギー宇宙線の起源:GRBアウトフローにおける元素合成」柴田三四郎(甲南大学) ---------- 海老沢 研 JAXA/宇宙科学研究所 tel/fax 050-3362-2823/042-759-8768